楽天モバイルのauローミング(KDDI回線への接続)が2026年9月末で終了します。KDDI松田浩路社長が8月7日の決算説明会で明言し、都市部・住宅地のローミングは終了、ルーラル(過疎)エリアは期間限定で継続します。影響の確認方法と乗り換え判断をまとめました。
楽天モバイルのauローミング終了とは
KDDIは2026年8月7日の2027年3月期第1四半期決算説明会で、楽天モバイル向けローミング契約について「現在の契約期日である9月末で終了する方向で進めている」と明言しました。ローミングは2020年参入の楽天モバイルの人口カバー率を補填するため、7年間提供されてきたものです。
終了の理由について松田社長は「想定外のエリアからの通信がKDDIのネットワークに来ている部分があった」と説明。2023年の協定更新で都市部の繁華街・地下街もローミング対象に加わり、au・UQ mobile・povoユーザーが使う混雑地帯の容量を割く形になっていたため、終了後は自社ユーザーの品質向上にリソースを振り向ける方針です。
9月末で終了するエリアと期間限定で継続するエリア
| エリア区分 | 具体例 | 2026年10月以降 |
|---|---|---|
| 都市部・繁華街・地下街 | 2023年の協定更新でローミング対象に加わった場所 | 終了 |
| 首都圏の住宅地 | 神奈川・埼玉・千葉などの住宅地の広い範囲 | 終了(6月に一部で先行打ち切り) |
| ルーラル(過疎・山間部) | 檜原村・奥多摩町付近、南房総の山間部など | 期間限定で継続(楽天側が基地局を自ら整備する前提) |
楽天モバイルの公式エリアマップでは、薄いピンクの「パートナー回線エリア」がKDDIのauローミングでカバーされる場所です。一方、KDDIのローミングマップでは、都内23区以外の市町村や神奈川・埼玉・千葉の住宅地の広い範囲が対象になっており、終了後の影響範囲は見た目より広い可能性があります。
楽天モバイルユーザーへの影響と確認方法
- 自社回線エリア(都市部の中心や主要路線沿いなど)では従来どおり利用できます。
- パートナー回線(auローミング)に依存するエリアは、10月以降に圏外や速度低下となる可能性が高いです。地下街・繁華街・首都圏郊外の住宅地で使う人は要注意です。
- 2026年6月には一部住宅地でローミングが先行打ち切りとなり、品質低下の声が増えました。エリアの確認は楽天モバイル公式「通信・エリア」ページで自宅や職場がパートナー回線エリアかどうかをチェックしてください。
povo・他社プランと比べた乗り換え判断
| サービス | 月額(目安) | ローミング終了後の位置づけ |
|---|---|---|
| 楽天モバイル(継続利用) | 3GBプラン1,078円から | 自社回線エリアのみ。パートナー回線依存エリアは通信不可の可能性 |
| povo2.0 | 基本料0円 | KDDIが救済案として言及。使った分だけトッピング購入 |
| au・UQ mobile | プランによる | KDDIが品質優先でリソースを振り向ける先 |
KDDI松田社長は5月の会見で、楽天モバイルのユーザーが困るようなら「副回線の形だったり、基本料0円のpovoなどでご支援できないか」と発言しています。povoは基本料0円のため、メイン回線を維持しつつサブ回線として使う手もあります。ただし正式な救済プログラムの発表はまだありません。
自宅・職場が楽天の自社回線エリア内で、地下街や山間部をあまり使わない人は現状維持でも実害は小さいと考えられます。一方、パートナー回線依存のエリアで毎日使う人は、9月末までに乗り換え先の料金と条件を公式ページで確認して判断するのが安全です。
こんな人におすすめ
- 都市部の中心部や主要路線沿いで使うことが多く、楽天の自社回線エリア内で生活している人
- 料金を抑えたいので、楽天モバイルを維持しつつサブ回線でpovoを検討したい人
- 山間部・過疎地でも通信を確保したいが、楽天の衛星通信サービス(年内開始予定)の動向を待ちたい人
一方、地下街や繁華街、首都圏郊外の住宅地で日常的にローミングに頼っている人や、通信の安定性を最優先する人は、9月末までに乗り換えを検討しましょう。
よくある質問
Q. ローミング終了後、楽天モバイルはまったく使えなくなりますか?
A. 全面停止ではありません。自社回線エリアでは従来どおり利用できますが、パートナー回線(auローミング)に依存するエリアでは10月以降に圏外となる可能性があります。ルーラルエリアは期間限定で継続します。
Q. 自分の地域が影響を受けるかどうかはどう確認すればいいですか?
A. 楽天モバイル公式サイトの「通信・エリア」ページでエリアマップを開き、自宅や職場が薄いピンクの「パートナー回線エリア」かどうかを確認してください。パートナー回線エリアは10月以降に影響が出る可能性が高いです。
Q. 影響が心配な場合、乗り換え先はどこがいいですか?
A. KDDIは基本料0円のpovoでの支援を言及しています。auやUQ mobileも選択肢ですが、月額料金や条件は各社の公式ページで確認してください。9月末までに判断を済ませるのが安全です。
まとめ
楽天モバイルのauローミングは2026年9月末で終了し、都市部・住宅地は10月以降に利用できなくなる可能性があります。まず公式エリアマップで生活圏がパートナー回線エリアか確認してください。影響が大きい人はpovoやau・UQ mobileへの乗り換えを9月末までに検討する価値があります。
関連リンク・情報源
- KDDI公式 IRニュース「2027年3月期第1四半期決算について」
- 楽天モバイル公式 通信・エリア
- 楽天モバイル公式 サービスご利用に関するお知らせ
- ケータイ Watch「KDDI、楽天へのローミングを9月末で終了」(参考情報)
2026年8月8日時点の情報です。契約内容やエリアは変更になる場合があります。







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